大阪は空梅雨(からつゆ)です。6月に入ってからというもの雨らしい雨がなく、特に撮影に行ける土日は真夏のように晴れ晴れとしています。「今年は雨の紫陽花を撮影に行くぞ!」と意気込んでいたんですが、ついに降らず待っていても枯れそうなので6/22撮影に行ってきました。
場所は岸和田市の蜻蛉池公園(とんぼいけこうえん)でカメラはいつものOM-D E-M1 Mark2とレンズはM.ZUIKO40-150㎜f2.8PROの一本のみで臨みました。案の定6割くらいは枯れていました…。

降ってほしくないときに降って、降ってほしいときに降らないのが雨ニャのだ。
晴れの時の紫陽花は画にならない。。。?

やっぱり紫陽花と言えば雨でしょ?カタツムリでしょ?でも期待外れの快晴なので今回はただただ綺麗に撮影することを目標にカメラを構えました。しかしサンサンと輝く太陽、当然明るすぎるため設定は
絞りを11~16辺りまで絞り、SSは1/60~100辺りにしましたが、それでもまだ明るい白飛びしてしまいます。
こういう場合はNDフィルターを使うんですが、残念なことに忘れてきちゃいました(-_-;)
かと言ってさらに絞りすぎると光の回析現象によりシャープさを失い小絞りボケを起こしてしまいます。逆にSSを上げすぎてしまうとコマ送りのような映像になってしまいます。
仕方がないので比較的日陰になっているところをチョイスして紫陽花の撮影に臨みました。
これで何とか絞りは16辺り、SSは1/100辺りで撮影することができました。(ほんとはSSは1/60くらいがベストなんですけどね)

動画撮影において上述の2点は頭に入れといた方がいいみたいだニャ!
動画撮影でうまくいかない時は編集でカバーできる!!
カメラの設定は何とかなりましたが、それでもただ日陰の中での撮影しただけで画的においしくない。
これを動画編集で印象的な映像にしたいと思います。

↑この撮って出しの映像(映像の一コマ)を動画編集しました。
1、コントラストを上げて明暗差をつける。
2、全体的にもう少し露出を落とし暗くする。
3、さらにシャドウ部分を下げる。
4、少し彩度を上げる。(階調が破綻しない程度に)
↓するとこんな感じで編集できました。

全体的にトーンが落ちました。うっすら背景が見えてたのが編集後は真っ黒になりました。全体的にトーンが落ちて紫陽花の花びらや葉っぱが一気に浮き出てきた感じがしませんか?
「あまり変わってないじゃん??」と思った方もいるかもしれませんが、これ以上やりすぎると色味の階調が破綻して同じ赤一色、同じ緑一色になったりノイズが発生したりします。

うん!確かに紫陽花が鮮やかに浮き上がって印象的になってるニャ♬
編集で手直しするには白飛び黒つぶれは禁物!!

白飛びとは撮影段階で露出がオーバーしすぎて真っ白になり色の階調が破綻している部分のことです。その逆で
黒つぶれとは撮影段階で露出がアンダーすぎて真っ黒になり色の階調が破綻している部分のことです。
白飛びや黒つぶれをしてしまうと映像としての様々な情報が欠如してしまっているので、のちに編集しようとしても変化させることができない。そもそも情報がないので当然ですよね!
白飛び黒つぶれを避けることは撮影において基本ですので、私はヒストグラム(明るさを表示してくれるもの)を常に表示させて動画撮影(写真撮影においても)をしています。大事です!

今日の記事は撮影において大事なことがたくさん書かれているニャ!
いっぺんに覚えるのは大変ニャ。。。
*そうですね。カメラの撮影って結構覚えなきゃいけないことが多いですが、ちょっとずつ身に付けていきましょう。私も失敗を重ねてある程度思い通りに撮れるようになりましたから(^-^;
2、動画撮影においてSS(シャッタースピード)は1/60辺りを目安にする。
3、白飛び黒つぶれしないようにヒストグラムを確認する。
YouTube/Bacochannel【紫陽花/Hydrangea】
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