ミラーレス一眼/デジタル一眼カメラで動画を撮るというのは今や当たり前となってきました。
以前は写真は一眼カメラで撮る、動画はビデオカメラで撮る。とはっきりと棲み分けが決まっていたと思うんですが、やはり今の流行は一眼で動画撮影です。これはYouTubeやその他SNSの流行とともに一般的になったんだと思います。
それを前提にして、いわゆる”ポートレート(人物撮影)”においても以前は写真がメインだったんですが、今や動画でポートレートを撮るのが当たり前になってきました。
今回は初心者に向けて”動画ポートレート”の撮影方法とコツをお話していきます。

動画ポートレートを撮影するときの注意点を”8つ”にまとめたよ!

今回は”初心者向け”だから分かりやすくなってるニャ!
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ミラーレス一眼での人物撮影/ポートレート
それではミラーレス一眼/デジタル一眼での人物撮影/ポートレートのやり方とコツをご紹介していきます。
今回は初心者向けです。あくまで動画でのポートレートですからご注意ください!
手前の瞳にピントを合わせること


これは写真ポートレートでも同じですが基本ですね。
ピントが瞳に来ていないと画が締まりません。鼻でもなければ髪の毛でもないのです。”瞳”です。もっと言えば”手前の瞳”です。
一枚目の写真(動画の一コマ)は向かって左側/奥にある瞳にピントが当たっています。人物自体がぼやけた感じがしませんか?なんだか画に締まりがないように思えます。
二枚目の写真(動画の一コマ)は向かって右側/手前の瞳にピントが当たっています。この人物がしっかりと描写されてる感じがしませんか?画に締まりがあるように思えます。
やはりポートレートは写真にせよ動画にせよ被写体の人物が主体です。主体がぼやけていては失敗といえるでしょう。カメラの設定に瞳認証があるはずですのでマストで”瞳認証はON”にしておきましょう。
また人物の向きが固定されている場合は左右どちらが手前になるかを確認して、”左右の選択”をしてもいいでしょう。瞳認証がなければ顔認証でも構いません。
首切り構図は避けること


首切り構図とは人物の首のところでフレームが切れていることを言います。
これは一目瞭然というか単純に見た目にあまりよろしくないんです。ズームレンズなら焦点距離を変えて調整することができるんですが、単焦点レンズの場合は自分が立ち位置を変えるか、 肩あるいは胸の上部が見えてくるまでカメラの向き(構図)を下に下げましょう。頭は少しくらい切れても大丈夫です。写真でも動画でも同じですね。これもポートレートの基本です。②の方が明らかにバランスもいいと思います。
3分割構図でバランスを取ること


3分割構図。これもポートレートでは基本でしょう。
写真でも動画でも3分割構図はバランスがいいですね。ただ今回は動画ポートレートということで、被写体の人物が動いている場合はカメラをパンしたりチルトしたりと常にバランスを取りましょう。やはり人物が日の丸構図(ど真ん中)やフレームの隅っこに寄りすぎないようにカメラワーク操作を行ってください。
慌てて激しくカメラを振るとブレブレ動画で見てられないので、落ち着いて人物の動きを”先読み”してカメラワーク操作をしてください。
人物の頭の上は空けすぎないこと


人物の頭上が空きすぎているとバランスが悪くなるんです。
一枚目の写真(動画の一コマ)は結構頭上が空いています。それに比べて二枚目は頭が少しフレームから切れてますが、こっちの方が構図としてバランスがいいですね。上述しましたが、頭が少し切れてるくらいの方がバランスは良くなります。もちろん足先まで写っているポートレートで頭が切れてるとおかしいですけどね。
背景をぼかして人物を強調すること

背景をぼかして人物を強調することもポートレートでは基本ですね。
特に背景がごちゃごちゃしていたり、背景の細かな部分を映したくないときは特に背景ボケは生かされます。
背景だけじゃなく前ボケも被写体の人物をより強調できますね。

二枚目の写真(動画の一コマ)は車と人物を動画撮影したんですが、背景に映ってほしくないおじさんがいます。
こういう場合はカメラを左に少し降っておじさんがフレームから切れるところで撮るか、やはり被写体の女性にズームして背景をぼかした方がよかったですね!
シャープネスを下げること(特に女性の場合)

カメラの設定の話になりますが”シャープネス”は下げましょう。
思ってる以上に画質に影響が出ます。シワや肌にざらつき感も出ます。被写体のモデルさんのことも考えてシャープネスを少なくとも1段くらいは下げておきましょう。特に女性の場合はね!
人物の目線の方向を空けるようにすること

人物の目線の側に余裕のある空間を空けるほうがバランスがいいです。
①の写真で言うなら向かって左側に空間があるほうが画として落ち着きますよね。これが逆だと目線側が窮屈になって画として落ち着きません。
これも動画ポートレートなので急に人物が逆を向くかもしれません。そんな時は慌てずにカメラを右に振るようにしましょう。もちろんブレないように慌てずに!
いろんなアングルで動画撮影すること

ポートレート撮影で同じ構図ばかりでは飽きてきます。
カメラを横位置にして撮影していると”胸から上の構図”が自然に増えてくると思います。たまには奇をてらった構図で撮るのもいいんじゃないでしょうか?
この写真は斜め構図にしました。縦位置構図でもいいんですが、ぎりぎり人物の全身が入るように斜めにしました。パンフォーカスで背景の情報も入れておしゃれに撮りました。もちろん余計なものがある場合は背景をぼかすかカメラをズラすかしてください。

今回は”初心者向け”の動画ポートレートになりました。いかがでしたか?基本的には写真ポートレートの注意点と同じですね!

屋外では”自然光”とかもっと難しいこと考えないといけないから中級者以上の方はまた別の記事でお会いしましょう♬
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