花火の動画撮影の仕方として、以前にも記事を書かせていただきましたが、今回は花火を「映像作品」っぽく撮影することを目標に花火の動画撮影に行ってきました。その注意点とコツをご紹介していきます。
今回訪れたのは大阪は堺市南区にあるハーベストの丘。
8/9~8/11まで3夜連続で開催された「花火deナイト2019」です。

「映像作品」っぽくってどういう事ニャ??

花火を映像作品っぽく動画撮影する
いろんな画角で花火を動画撮影
花火の動画撮影といえば基本的にはパンフォーカスで広い画角で、頭からケツまでカメラ固定で撮るのが一般的ですが、それでは作品にはならない。
今回はいろんな画角で撮り、様々なカットで動画撮影しました。撮影場所もあちこち移動しましたよ!
持って行ったカメラはオリンパスのOM-D E-M1 Mark2で、レンズは超便利ズームのM.ZUIKO12-200㎜f3.5-6.3です。この”機動力”と”速射性”は花火の動画撮影には欠かせません。花火は待ってくれませんからね!
*今回使用したレンズはこちら↓



焦点距離をいろいろ変えて、同じ花火でも「色んな見え方になるように」撮影しました。編集でこれらを効果的に使っていきます。アングル、構図、焦点距離、画角、様々なカットが後々生きてくるんですよ!
わざとピントを外して玉ボケ花火を撮る
本来ピントを外すのはご法度なんですが、今回は”あえてピントを外す”ことにより花火の光源をきれいな玉ボケを撮ることができます。


こういうカットを編集時に挿入するとマンネリを脱却できるカットになります。
同じようなカットを使っていると、やはり見てるほうも飽きてきます。「箸休め」的なカットも映像には必要なんです。玉ボケのカットはふんわりした抽象的な印象があり、いずれにせよ効果的に使えるでしょう。
人/人影を入れて花火を撮る
花火を撮るといっても本当に「花火だけ」を撮るだけだと、これも飽きてきます。
ここに”人”や”人影”があればマンネリのない印象的なカットとして映像にアクセントが打てるでしょう。建物や樹木なんかも同じような効果があります。


こうすると花火大会の祭りの賑わいや喧噪、祭りの雰囲気が伝わります。
浴衣姿の女性や走り回ってる子供たち、花火を前にしている人々のシルエットもいいんじゃないですか?
花火を映像作品っぽく動画編集する
カラーグレーディングして色味を変える
花火を映像作品として仕上げるためには、まず「色味」を変えるべきでしょう。
撮ったままの色味では、ただの映像なんです。
動画編集ソフトFilmora9(フィモーラ9)でカラグレしていきましょう。
*動画編集ソフトFilmora9(win版)はこちら↓


どうですか?少し作品風になったと思いませんか?
夜空が青く転ぶような3DLUTを当てています。多少色味がにじんでいますが…まあ良しとしましょう!
* 動画編集ソフトFilmora9の3DLUTの使い方はこちらの記事で解説しています。
BGMを付けて収録音源は消去する
花火の”破裂音”もいいんですが「映像作品」ですから今回はBGMを別で挿入していきましょう。
今回は「NCS」という有名なフリー音源サイトで気に入った音源をダウンロードして使用しました。
*フリー音源サイト「NCS」はこちら↓

ドラムの小気味いいおしゃれな音源をチョイスしました。
花火の破裂シーンに合わせてドラムが鳴るように、映像とBGMをコンマ1秒単位であてがっていきます。
非常に細かい作業になりますが、これが映像作品として仕上げるための”ミソ”になりますんで、手加減せずに頑張りましょう!
様々なカットを使い”マンネリ”を避ける
花火の動画撮影時に様々なカットを撮影してきたと思います。
”飽き”の来ないように組み合わせて、カット編集していきましょう。導入はパンフォーカスで、メインは人影を入れたズームで、アクセントに玉ボケで、ラストは一番気に入ってるカットで。。。なんてね♬
さあこれで花火の映像作品の完成です。
花火を映像作品っぽくする方法まとめ
それでは最後に私の花火の「映像作品」をご覧いただきましょう!

ハーベストの丘「花火deナイト2019」の映像作品っぽいやつです。ご覧ください!

動画で見ると「花火の動画」と「花火の映像作品」の違いが分かるはずにゃ!
YouTube/Bacochannel【ハーベストの丘/花火deナイト2019】
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