主に人影などに「シルエット」という言葉を用いますが、シルエットというのは【輪郭内を黒く塗りつぶしたもの、影絵】とされています。なので人に限らず「シルエット」という言葉は用いられます。
ミラーレス一眼で動画撮影するときも、この「シルエット」を活かした動画を作ることができます。
シルエット動画撮影がうまくいくと「すべてが適正露出の映像」よりも”趣のある”素敵な映像に仕上がることがあります。
今回はそんな「シルエット」を活かした動画撮影のやり方とコツについて解説していきます。

シルエットの動画撮影は”注意点”と”コツ”さえ分かれば簡単だよ!

シルエットって何だかオシャレで素敵なんだよニャ!
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シルエットを活かした動画撮影
シルエット映像の特性とは?
まずはシルエット映像の”特性”について解説します。
シルエットとは上述しましたが、輪郭内を黒く塗りつぶしたものであり、影絵のようなものです。
なので、黒く塗りつぶされた部分というのはただ黒く、「姿かたち」と「動き」だけの情報となります。
あと映像として重要になるのは、背景の部分です。
「いかに背景を美しく見せる(魅せる)か」あるいは「美しいものを背景に持ってくるか」になります。
つまり、シルエット映像というのは…
【美しい背景×シルエットの姿形/動き】
この、コラボレーションによる映像となります。
シルエットを活かした動画の撮影方法
上述しましたが、まずは「美しい背景」が必要です。
代表的なところで…
●イルミネーション
●夕焼け/マジックアワー
●ライトアップ
●花火大会
などなど…まずは「美しいシチュエーションの場」に行くことが必要になります。
そしてシルエットはやはり”人物”が中心になるでしょう。人物は知り合いでもいいし、その場にいるほかの人でもいいでしょう。あとはポーズを取ってもらうもよし、タイミングを見計らって動画撮影するもいいでしょう。
人がいない場合は建物や銅像、樹木でも構いません。
人ではなくても美しい背景があれば必ずや趣のある”画になる動画”になるでしょう。
カメラの設定と撮り方は…
●背景が適正露出になるようにすること
●背景と被写体(シルエット)にピントが合うようにパンフォーカス気味にすること
●シルエットの動きを読んで構図とアングルを決める
この3つを踏まえて動画撮影すればうまくいきます!
シルエット動画
それでは私が過去に撮ってきたシルエット動画の一コマを載せていきます。
マジックアワーでシルエット動画撮影

大阪の狭山市にあるさやま公園での一コマ
春の夕暮れ、桜の木の下で犬の散歩をしている人、カップルで歩いている人を動画撮影しました。
桜の大きな木と人物や犬のシルエット。背景にはマジックアワーの青色から赤色へと変わる美しいグラデーション。
新緑でシルエット動画撮影

京都の圓光寺の庭園での一コマ
初夏の京都、美しい庭園で有名な圓光寺の庭園。そこには縁側に座り友達同士で新緑を眺める女性が二人。
新緑のキラキラとした画角いっぱいの緑を背景として、二人のシルエットが庭園の静寂と趣を醸し出しています。
花火大会でシルエット動画撮影

大阪の堺市にあるハーベストの丘にて花火大会での一コマ
夜空に上がった打ち上げ花火。多くの人々が美しい花火を眺めています。
赤々と広がる夜空を背景に人々のシルエットがいい感じですね。
イルミネーションでシルエット動画撮影

大阪は難波にあるクリスマスイルミネーションでの一コマ
やはり定番であるクリスマスイルミネーションでのシルエット動画撮影です。
多くのカップルに綺麗なイルミの背景が映えますね!もう少し画角を狭めて一つのカップルに焦点を当ててもよかったですね。
シルエットを活かした動画撮影まとめ
以上、シルエットを活かした動画撮影のやり方とコツを解説してきました。
すべてが適正露出の映像よりも情報量の少ないシルエット映像の方が、なんだか見ている側の”想像”が膨らんで新たなストーリーを勝手に作ってしまいます。
「見ている側の妄想が掻き立てられる」ことこそ、シルエット映像の”神髄”かもしれませんね!

いろんな場所で動画撮影していると、たまたま素敵なシルエット映像が撮れてしまうことがあるんだよ^^

たまにはシルエットを狙って動画撮影するのもいいかもしれないニャ♬
●夕暮れやイルミなど美しい背景を探す
●構図とアングルを考える
●人物のポーズや動くタイミングを計る
●背景が適正露出になるよう設定する
●パンフォーカス気味にピントを合わせる
●視聴者の妄想を掻き立てることが大事
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